IoTシステムは、エッジとクラウドのレイヤーから構成されます。そのため、組込みソフトウェアやクラウドアプリケーションの両方の技術を組み合わせた開発が必要となり難易度が高いです。
enebularではその両方をサポートしています。

クラウド

Node-REDを使えば、様々なクラウドサービスのAPIを使ってシステム間のデータ連携を実現するフローや、IoTデバイスから受け取ったデータを適切に処理するフローを簡単に作ることができます。しかし、そのフローを実行するサーバーを準備し管理しなければなりません。

enebularを使えば、この作業自体も効率化できます。自分でサーバーを用意しなくても、フローの実行環境が数分で準備され、数クリックでデプロイが可能です。
また、debugタブの出力をログとして閲覧したり、検索することもできます。開発と運用とでエンジニアの役割が異なる場合も、アクセス管理機能で適切に権限を割り当てることができます。

デバイス

作ったフローを実際の現場に配布する場合、一般的には現場に出向いて作業することになります。遠隔地の場合には、出張になったりして、すぐに対応できないこともあるでしょう。enebular agentのインストールされたデバイスが設置されていれば、enebularのクラウドと常に接続されているので、フローの動作状況を遠隔から確認したり、複数台のデバイスに一度に更新をかけたりすることが可能になります。

IoTにおいては、遠隔地にあるデバイスを複数台運用することが想定されます。そのため、enebularでは、必要に応じてリモートアクセスできる機能を提供しています。本機能を利用するとデバイスがローカルネットワークに存在している場合であってもそのローカルネットワークの外からSSHログインすることができるようになり、よりセキュリティの高いIoTデバイス運用が可能になります。